ご挨拶


全国卸商業団地協同組合連合会
会 長  福井 弘
  当連合会は、全国の地域中小卸売業が、都市の過密化、交通規制の強化、店舗の狭隘化、倉庫の不足等を解消し、経営環境の改善を図るために独立行政法人中小企業基盤整備機構の高度化融資制度を活用して集団化事業を実施した卸団地の発展を目的として昭和42年に設立いたしました。
  卸団地は、地域中小卸売業を中心に様々な業種(サービス業、小売業等)が集積した地域の流通拠点として地域社会への商品の安定供給の一躍を担っております。また、雇用対策など地域経済に大きく貢献しております。
  最近の卸売業の取り巻く環境は、販売経路の多様化、少子高齢化による消費行動及び消費内容が劇的に変化しております。また、川上の製造業、川下の小売業による卸売機能を巡る競争は一層激しくなっております。
  このような状況のなか、当連合会としましては会員卸団地の諸問題を解決し、更なる発展を図るため、関係機関及び会員卸団地間の情報交換の場としてのブロック会議、事務局長会議等の研修事業、機関紙「商団連」の発行及びホームページを活用した情報提供事業、卸団地の再整備事業や共同事業機能強化事業の調査・研究に対して助成する「卸商業団地機能向上支援事業」の推進等を実施し、会員卸団地の機能強化に取り組んでおります。
  当連合会に加盟している卸団地は、北は北海道北見市から南は沖縄県浦添市まで全国に97団地、団地内企業は約5,000社に亘っております。当連合会としては、会員卸団地間のネットワークを強化するとともに、関係機関と連携を密にして卸団地の活性化及び卸団地内企業の事業発展のための活動を一層進めてまいります。